『あとはご自由に』あまりにも面白かったので感想を書く。

さて、11月27日放送の『あとはご自由に』を見たので、感想を書いておく。
つらつらとまとめていたら意外と長文となり、X(旧Twitter)に呟くには、
少し長くなりそう、と思ったので。

あ、今はポストする、なんですっけ?ま、いいや。

(時代に積極的に乗り遅れて行くスタイル、この件だけは。)

 

閑話休題
今回は、先週行われた山内圭哉さんをゲストに迎えたアドリブ劇の振り返り回。
山内さんが持ち込んだ設定は『文豪たちが集まるBAR、そしてそこに集まった文豪
(山内さん演じるバーのマスターにも)には、それぞれ「言葉の癖」があり、
普段人前では出せないそれをこのBARでは出せる』というもの。

山内さんが事前にエイトの人柄やキャラクターをどれぐらいご存知だったのか解らないけど、
ヨコさん、村上くん、大倉くん演じるそれぞれに振り分けられた「言葉の癖」が
見事に意外性のあるものだったのが良かったなあと思った。
「この人がこれやったら面白いだろうな」というのが、ビタッと来ていたように感じた。
今回、まるちゃんとヤスくんはモニタリングだったけれど、2人だったらどんな「言葉の癖」を
設定したのか、見てみたいなあと思う。

BARに電話がかかってきたシーン(店名もまた面白かった)を始めとして、
村上くんの状況把握能力、適応能力が、生かされてて、
きっと現場でその時々判断して動いてきただろうところが生きてるのかな、と感じた。
アドリブという形式もそういうところが光る要素になっているのかなと思う。

かかってきた電話により山内さん演じる作家志望の作品を、村上くん演じる大文豪が
盗作したことが発覚したシーン。
「意味のないオノマトペを言ってしまう」という言葉の癖を持つ大倉くんが言った
「ぞみぞみ」良かったなあ。大倉くんはパッと出す一言、ワンフレーズが本当に上手。
そしてその擬音に「僕は出なかった」というまるちゃんも最高です(笑)

そして、ヨコさんの『設定』に対しての思い切りの良さと初動の速さも最高でした。

5年後、村上くんと山内さんの立場が入れ替わり、恨みを募らせていくというシーン
山内さん演じる作家の悪事について、大倉くんがいう「そんなズルいやり方いいんすか」
というセリフ、とても大倉くんらしいセリフだなと思った。

設定だけを与えられ、後はアドリブで動かしていく分、
演じる人が透けて見えるのもまた面白いところだなあと思う。
ゲストによっては、細かい人物描写がある場合もあるけれど、
そういう場合は、役に入っていくというか、馴染ませていく過程が見えたりして
それもまた面白いのですけれども。

そしてその後の「オノマトペ」体操。
大倉くんのバライティ能力を見たな、思い切りの良さというか、攻めの強さ。
この人もまた、バライティマッチョ集団で鍛えられている人なのだと、
妙にしみじみしてしまった(笑)やらなきゃいけない状況でやれるのすごいのよ…本当。

そして、それが演出助手をされてた長塚圭史さんにハマったことに
ご満悦なヨコヒナさん、ありがとう、いいご両親と末っ子です(笑)

役者という仕事を「ちゃんと楽しまな」「役は選ばない」というお話に
同意するヨコさんがまた良いな、と思う。
そして、食べ物は別だ、とオチを付けるのも(笑)

簡単にできることを一緒にやらない。
ズブズブじゃなくて、ひたひた。
山内さんと長塚さんの関係、とても素敵で面白いと思いました。